Rakuten Turbo(楽天ターボ)とは、楽天モバイルが2023年1月にサービスの提供を開始した、工事不要で利用できるホームルーターです。
データ容量の上限がないため、スマホのギガ数を気にせずにWi-Fiを使えます。
Rakuten Turboを使う最大のメリットは、SPU(スーパーポイントアップ)が適用されて、楽天ポイントが貯まりやすくなることです。
SNS上の口コミでも、ポイントが以前より貯まりやすくなったと楽天ユーザーから高評価を得ています。
SPUとは?
SPUとは、スーパーポイントアッププログラムの略称です。
Rakuten Turboや楽天モバイルなどの対象サービスを契約すると、楽天市場で買い物した際に付与されるポイントの還元率が上がります。
しかし、楽天ポイントが貯まりやすい反面、Rakuten Turboの料金が高いことや楽天モバイルユーザーにとって恩恵が少ないことへの不満の声も上がってます。
Rakuten Turboの料金が高いのは、他のホームルーターのように端末代金が実質無料となったり、高額キャッシュバックがもらえたりなどの特典がないからです。
実際の特典などを考慮した料金で比較すると、ホームルーターの中で最安のソフトバンクエアーに比べて、3年間で9万円ほど高くなります。
ホームルーターの料金比較
ホームルーター名 | 3年間の総支払額 | 実質月額 |
---|---|---|
Rakuten Turbo | 190,080円 | 5,280円 |
ソフトバンクエアー | 101,496円 | 2,819円 |
WiMAX | 139,065円 | 3,862円 |
ドコモhome5G | 163,480円 | 4,541円 |
多少料金が高くても、通信速度が他のホームルーターより速いのであれば納得もできますが、1番優れているとはいえません。
各ホームルーターの利用者による速度の実測値は、以下のとおりです。
ホームルーターの速度比較
ホームルーター名 | 下り速度 | 上り速度 |
---|---|---|
Rakuten Turbo | 85.91Mbps | 30.3Mbps |
ソフトバンクエアー | 91.3Mbps | 13.51Mbps |
WiMAX | 101.25Mbps | 23.16Mbps |
ドコモhome5G | 149.3Mbps | 26.63Mbps |
Rakuten Turboは、WiMAXやソフトバンクエアーと同じくらいの通信速度でWi-Fiを使えるものの、ドコモのhome5Gには劣っています。
使用するのに問題ない速度は計測されていますが、料金面においてhome5Gより高いことを考慮すると、Rakuten Turboを選ぶメリットはほとんどありません。
本記事では、Rakuten Turboの評判や口コミからわかるメリット・デメリットを解説します。
また、他のホームルーターとの料金比較や実機を使っての速度結果から、Rakuten Turboはどのような人におすすめのWi-Fiサービスかをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
楽天経済圏で生活していて、日常的にポイントを貯めている楽天のヘビーユーザーなら、Rakuten Turboを使うメリットはあります。
Rakuten Turboの基本情報と料金スペック
契約期間の縛り | なし |
データ容量 | 無制限 |
事務手数料 | 3,300円 |
初月の料金 | 日割り計算 |
月額料金 | 初月~6ヶ月目:無料 7ヶ月目~:4,840円 |
スマホとのセット割引 | なし |
端末補償 | なし (製品保証のみ) |
端末代金 | 月額1,732円×24回払い※ (総額41,580円) |
キャッシュバック | なし |
違約金 | 無料 |
実質月額 | 5,280円 |
3年間の総支払額 | 190,080円 |
支払い方法 | クレジットカード払い 口座振替 |
運営会社 | 楽天モバイル株式会社 |
※初回のみ1,744円
参考元:楽天モバイル株式会社の公式サイト
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目次
- Rakuten Turboの評判が悪いって本当?他のホームルーターと比較して検証
- 端末代金やキャッシュバックを加味した料金は他社よりも高くなる
- 2023年7月からSPUの対象となったので楽天ポイントが貯まりやすくなった
- 他のホームルーターよりも対応エリアが狭くて圏外になりやすい
- Rakuten Turboの通信速度は快適に使えると評判
- サポートに電話が繋がりにくい!30分以上待ったという口コミもある
- Rakuten Turboの速度を実機レビュー!遅くはないがhome5Gには劣る
- 実機を使った速度はWiMAX・ソフトバンクエアーと同等の速さだがhome5Gよりは遅い
- Rakuten Turboは昼間なら80Mbps以上!夜でも60Mbps以上の速度が出ている
- 高画質の動画視聴やスマホゲームを快適に楽しめる
- Zoomの社内ミーティング中に映像や音声が途切れてしまう時があった
- ApexやVALORANTなどのオンラインゲームをすると頻繁にラグを感じた
- Rakuten Turboは一般的な使い方であれば快適に利用できる速度だとわかった
- Rakuten Turboと楽天のモバイルルーターを料金・速度・利便性で比較
- 低価格帯である楽天のモバイルルーターと比べて料金設定が高いとの声が多い
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Rakuten Turboの評判が悪いって本当?他のホームルーターと比較して検証
楽天のホームルーターであるRakuten Turboの口コミを見ると、料金や対応エリアにおいて悪い評判が多く見られます。
月額料金や端末代金などを含む合計費用が高かったり、対応エリアが狭いので圏外になりやすかったりするのです。
また、サポート面に関しても、「電話が繋がらない」「受付時間が短すぎる」などの電話窓口に対する不満が多くなっています。
ただし、通信速度については快適に使えているという声が多く、満足している口コミがほとんどです。
通信速度のほかにも、楽天経済圏の人からはポイントが貯まりやすいと高評価を得ています。
Rakuten Turboの評判まとめ
- キャッシュバックや端末代金実質無料などのお得な特典がない
- 対応エリアが狭く圏外になりやすい
- サポートに電話が繋がりにくい
- 快適にWi-Fiが使える速度が出ている
- SPUによって楽天ポイントが貯まりやすい
Rakuten Turboと他のホームルーターと比較して検証した結果を、1つずつ解説していきましょう。
なお、楽天のWi-Fiには持ち運び可能なモバイルルーターもあります。
モバイルルーターはホームルーターとは料金や通信速度、利便性などが異なるため、利用目的や重視する点によって自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。
楽天のモバイルルーターとの比較は、「Rakuten Turboと楽天のモバイルルーターを料金・速度・利便性で比較」にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
端末代金やキャッシュバックを加味した料金は他社よりも高くなる
Rakuten Turboは、他のホームルーターと比べて料金が高いです。
SNS上の口コミでも、端末代金が高くキャッシュバックやスマホとのセット割引がないことに不満を持つ声が多く見られます。
Rakuten Turboと他社ホームルーターの料金をまとめた比較表は、以下のとおりです。
ホームルーター名 | 3年間の総支払額 | 月額料金 | 端末代金 | キャッシュバック | セット割引 |
---|---|---|---|---|---|
Rakuten Turbo | 190,080円 | 1~6ヶ月目:無料 7ヶ月目~:4,840円 | 41,580円 | なし | なし |
WiMAX (GMOとくとくBB) | 139,065円 | 初月:1,375円 2~36ヶ月目:3,762円 37ヶ月目~:4,807円 | 27,720円 | 25,000円 | au:最大1,100円 UQモバイル:最大1,100円 |
ドコモhome5G | 167,000円 | 4,950円 | 実質無料 | 20,000円 | ドコモ:最大1,100円 |
ソフトバンクエアー | 101,496円 | 1~24ヶ月目:2,970円 25ヶ月目~:5,368円 | 実質無料 | 37,500円 | ソフトバンク:最大1,100円 ワイモバイル:最大1,650円 |
Rakuten Turboは、キャンペーンによって半年の月額料金こそ無料になるものの、他のホームルーターのように端末代金が実質無料になったり、高額キャッシュバックがもらえたりなどのお得な特典がありません。
そのため、特典を加味した3年間の総支払額が高くなってしまうのです。
ホームルーターの中で最安のソフトバンクエアーと3年間の総支払額を比べると、およそ9万円もの差があります。
また、ホームルーターによっては、スマホとのセット割引で毎月の通信費が安くなりますが、Rakuten Turboにはスマホとのセット割引もありません。
楽天モバイルユーザーへの恩恵が少ない点も、Rakuten Turboの料金に不満が多い理由の一つです。
Rakuten Turboの月額料金はホームルーターの中で1番安い
ホームルーター名 | 1年目 | 2年目 | 3年目以降 |
---|---|---|---|
Rakuten Turbo | 初月~6ヶ月目:無料 7ヶ月目~:4,840円 | 4,840円 | 4,840円 |
WiMAX | 初月:1,375円 2ヶ月目~:3,762円 | 3,762円 | ~36ヶ月目まで:3,762円 37ヶ月目~:4,807円 |
ドコモhome5G | 4,950円 | 4,950円 | 4,950円 |
ソフトバンクエアー | 2,970円 | 2,970円 | 5,368円 |
Rakuten Turboの月額料金は、キャンペーンにより6ヶ月間無料となります。
1年間の月額料金は、ホームルーターの中で最も安い価格設定です。
WiMAXやソフトバンクエアーも初年度の月額料金が安くなりますが、Rakuten Turboほどではありません。
2年目以降はWiMAXのほうが安くはなるものの、長い期間使ったとしても、途中で値上がりすることなうことがRakuten Turboの魅力です。
端末代金が全額負担のRakuten Turboは毎月の利用料金に1,732円が加算される
ホームルーター名 | 端末代金 | 実質無料キャンペーン |
---|---|---|
Rakuten Turbo | 41,580円 (1,732円※×24回払い) | × |
WiMAX | 27,720円 (770円×36回払い) | × |
ドコモhome5G | 71,280円 (1,980円×36回払い) | 〇 ▲1,980円×36ヶ月 |
ソフトバンクエアー | 71,280円 (1,980円×36回払い) | 〇 ▲1,980円×36ヶ月 |
※Rakuten Turboの端末代金は初月のみ1,744円が請求されます。
月額料金に関しては他社よりも安いRakuten Turboですが、毎月の支払い額が1番安くなるわけではありません。
毎月の支払いで、月額料金とは別に端末代金も払わなくてはならないからです。
SNS上の口コミでも、「端末代金の負担が大きい」と多くの人が不満を感じています。
ホームルーターの中には、ドコモのhome5Gやソフトバンクエアーのように、端末代金が実質無料となるキャンペーンを実施してる会社があります。
ドコモのhome5Gやソフトバンクエアーの場合、71,280円の端末払いを36回の分割払いで支払いますが、毎月同等額が割引されるため3年間の利用で実質無料となるのです。
しかし、Rakuten Turboの場合は、端末代金の実質無料キャンペーンがないため、41,580円の支払いが必要となります。
2年間は毎月の利用料金に1,732円の端末代金が加算されることにより、毎月の支払い額が高くなるというわけです。
Rakuten Turboの月額料金が安いからと契約してしまうと、支払いの際に後悔してしまう可能性が高いと考えられてます。
ホームルーターの料金が安いかどうかは、月額料金だけでなく端末代金やキャッシュバックを加味した3年間の総支払額で判断しましょう。
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